
焼き肉などの動物性食品をたくさん食べた場合、体内に多くの脂肪分が取り込まれ、これが体に吸収されると血中コレステロール過多になります。
これは、ものを食べると消化を助けるために肝臓から胆のうを経て、胆汁酸が分泌され、それが消化管の中の脂に接触すると脂は溶けた状態になり、コレステロールが体に吸収されてしまうからです。
しかし、その時に蕎麦を一緒に食べると、蕎麦に含まれる食物繊維が胆汁酸を横取りして、コレステロールと胆汁酸の接触を邪魔することで、血中コレステロールを改善する働きをしてくれることがわかっています。年越しに蕎麦を食べるのも昔の人がそのことを経験的に知っていたことからの習慣といえるでしょう。